001 【登山】 丸山レポ
◎丸山 登山レポ
丸山のプロフィール
皆さん、はじめましてちいぷです。拙いながらも私の登山の記録を少しづつ残していきたいと思います。情報には出来るだけ正確さを求めてはいますが、あくまでも参考として受け取るようにお願いいたします。
丸山は埼玉県秩父郡横瀬町にある標高960Mのお山です。なだらかな山容をしていても登山道にはなんどか急坂があり、気軽なハイキング気分だと少し骨が折れるかもしれません。山腹には果樹公園があり休日には賑わいをみせますが、登山道に入ってしまえばとても静かな山歩きが楽しめます。標高差が600M以上あるので準備はしっかりとしましょう……とは、言ったものの小学生程度の小さな子どもも登れる山なので是非とも登ってみてくださいね。
ちいぷの山行記録
丸山は西武池袋線芦ヶ久保駅からバスやタクシーに乗り継ぐことなく登ることのできる数少ない山です。まずは駅前の広場で準備運動や、荷物を整えます。ここには自動販売機があるので飲み物も補充することができます。トイレにも行っておきましょう。さて、準備が整ったのなら駅前の階段を下り国道299号を左に行きその先のT字路を右折しその先も右折します。
ここからは勾配のきつい車道のつづら折りとなります。個人的には山に登る前のココが一番きつかったかもしれません。道なりに登っていくと「あしがくぼフルーツガーデン」という食事処があり、トイレもあるので一息つくには都合がいいです。ここから先も道なりに進んでいくと……
綺麗な武甲山が!実はこの日めちゃくちゃに快晴で風もそこまで強くないという最高な登山日和だったのです。すこしガスっているのが残念ですが、削りに削られた痛ましい姿はしっかりと目に焼き付けることができました。近いうちに元気な反対側を踏破してみたいと思います。
さて右手に見える武甲山を眺めながら進むと車道は終わり登山道となります。登山道をそのまま少し行くとイノシシ除けのネットがあり、その先の分岐を右に行きます。
ほどなくしてこんな急登……急登が……って、写真センスのなさにより坂道具合が全く伝わりませんね。せかせか登ると息切れする程度の坂です、体力に自信のない方は「ジグザグにチョコチョコ(小股)」と登ると負担が少なくなりますよ!そんな急坂を三回くらい繰り返すと県民の森分岐です。
いつかはこの県民の森で遊んでみたいものですが、ここから一旦下って登りなします。
登山あるあるかもしれませんが、「登りの途中の下り」は許せても「下山の途中の登り」が許せないんです。山頂に行くための労力と考えると平気なんですがなぜ下るために登らなくてはならないのか……なんて考えてしまいます。
なにがともあれ、このまま登っていくと最後の急登があります。そこを乗り越えると急にコンクリートコンクリートした人工物が見えてきます。ここまで来れば丸山山頂です!
なんだか異様な感じもしますがこの展望台からは360度の眺望を楽しむことができます。遠く八ヶ岳や日光、大気の澄んでいる季節にはなんと北アルプスの槍様こと槍ヶ岳まで見ることができるそうです。みなさん登頂するとすぐにここから眺めを楽しむのでそれなりに渋滞します。先にお昼を食べるための準備をしてから楽しむことをお勧めします。
こんな眺望を楽しむことができます。私はカメラも趣味としていますが稚拙な写真しか残せませんのでこの写真たちではこの美しさは伝えることができません。ぜひ足を運んで自らの目で確かめてみてください。登った実感と達成感が得られますよ!
さて、登りがあれば下りがあります。お昼ご飯をいっぱい食べて日向でちょこっとお昼寝をしたら、来た方向とは逆の方向(東)の方向に下っていきます。
最初の分岐を右に曲がり、こんな電波塔下分岐も右に行きます。ここからの風景はなんだか登山風景というより田舎の里山といった雰囲気になってきます。
この白石峠分岐を右に直角に曲がります。このまましばらく歩いていくとパラグライダーの発着場になります。私が行った日にも数名の方がパラグライダーを楽しんでいました。普段の視点より遥かに高いところから、風に揺られる不安定な状態で見下ろす世界はどんななのでしょうか?絶対怖いですよね?私には無理です。私自身結構な高所恐怖症持ちなのですが山に登っていると、バカや煙などと同様に高いところが好きなのだと思われますよね?高いところが好きだから山に登る方もいるとは思いますが、それだけではないのが山ですよね。ぜひ一度登らせてあげたい……
実はですね、頂上からの風景が素晴らしいとほんの数百字前に言ったばかりなのですが個人的にはこの発着場からの景色が一番好きです。景色だけというよりもその場の雰囲気も併せてですが、和やかなみんなで登った山という気持ちにさせて貰えます。
気持ちの良い風を受けながら、ここから待ち受けるこの日最大の急坂(下りですが)を前に一服するには絶好のポイントだとは思いませんか?私はここで30分近くうだうだしていました。20代の若者とは思えないほどの腰の重さですがなんとか腰を持ち上げてもらい大野峠へと下ります。峠についたら車道を渡り杉林を下ります。
ここの部分は間違えて車道を下ってしまいそうになりますが、車道を横切ってそのまま杉林のなかに進んでいってください。ここからは緩やかな下りが続きますが、路傍が削れて道幅が狭くなっていたりぬかるんでいる箇所があったりと気を抜いているとケガをしてしまう可能性があるので油断をしないようにしてくださいね。これは経験談ですよ?ほんと滑りますから…!
一生懸命に下っていくと小さな滝のようなものが見えてきました。もしカメラを持ってきているならぜひ写真を撮ってみてください。TVモード(シャッター優先)のプログラムが使えるのであればどこかに固定して1~5秒、固定が出来なさそうなら1/10秒程度できちんと保持して撮影してみてください。薄暗いので長時間露光しない限りはNDフィルターは必要ないかと思います。拙作ですがこちらが私の撮影したものです。
このくらいなら簡単に撮影できると思います。写真撮影や、山へのカメラの携行方法などはまた別の記事に記載しますね。
と、こんな風に道中を楽しみながら山道を下っていくと赤谷の集落に降り立ちます。ここまでくれば長い下りは終わりです。夕日がまぶしくなんだか懐かしい風景が出てきます。ノスタルジックです、まだそんなに生きていないのですが郷愁をかきたてます。
ここからはひたすらにただひたすらに国道299号を進んでいきます。これが想像以上に長く、山でもない道を何が楽しくてこんなに歩かなくてはならないのか!なんて思いますが赤谷のバス停からバスも出ているそうです。しかしそこはちいぷです、気合いで歩きました。しかし歩くのもなかなか楽しくこんな看板も…
くまさんに対するメッセージです。ユーモアがあっていいですね、しかし登山者の私たちもくまベルをもってしっかりとアピールすることが大切です。楽しい思い出のためには事故なくケガなく帰ることが一番大切です。さて、このまま長い国道を歩き切るとスタート地点である芦ヶ久保駅に到着します。これにて今回の登山の全行程は終了となります。私は利用しませんでしたが隣接している道の駅には、10分200円で利用できるシャワーがあり物販や食事をとることも出来るようです。登山後の楽しみはキンキンに冷えたビールでしょ!!ってかたにもおすすめです(笑)
おわりに
今回もケガなく楽しく登山を終えることができとても満足しています。また、はじめて書いた山行記録を長々とここまで読んでくださったみなさんには感謝しています。少しでもこの記事がお役に立てばうれしいです。では、またお会いしましょう!!